新型コロナ第4波の感染が減少傾向にある愛知県では29日、大村知事がまん延防止措置の対象区域の見直しを発表しました。

 現在、愛知県では名古屋市や豊橋市、岡崎市など14の市町が、まん延防止措置の対象区域となっていますが、7月3日から4つの市へと見直されます。

 岡崎市や半田市、春日井市など11の市町は、人口10万人あたりの新規感染者数がステージ3から2になるなど、感染状況に改善がみられることから対象区域から除外されます。ステージ3以上に該当する名古屋市と豊橋市、小牧市、さらにこれまでは対象となっていなかった蒲郡市を新たに加えた4つの市で、まん延防止措置の摘要が継続されます。

 対象区域ではこれまでと同じく、飲食店や大規模商業施設に対して午後8時までの時短営業を、酒類の提供は午後7時までの要請を行います。

 それ以外の区域に対しては、午後9時までの時短要請を行い、協力金も支払われることになっています。

 期間は7月11日までで、大村知事は「これ以降の対象地域の見直しは行わず、感染拡大防止に努めたい」としています。