服用避けた方が良い人も…ワクチンの副反応と『市販の解熱鎮痛薬』医師に聞いた注意点「予防服用は間違い」

　新型コロナウイルスワクチン接種後の副反応に市販薬を服用することには注意点があります。感染症の専門医、愛知県がんセンター病院の伊東先生に聞きました。

　まず、副反応が出たとしても一部の市販薬を使うことを避けたほうが良いのは、持病がある人・妊娠している人・胃が弱い人・腎臓が悪い人・他の薬を飲んでいる人・子ども、などです。

　伊東先生は「こうした人たちは飲める薬が限られているため、心配ならば主治医にどの薬を服用すればいいか相談してほしい」としています。

　服用するタイミングについては、ワクチン接種の前に予防的に服用を考えている人がいたら、それは「間違い」と指摘しています。

　伊東先生によると、「接種前に使うことで、ワクチンの効果が薄れる可能性もある」ということです。

　また「発熱などの症状が出る前の服用も控えたほうがいい」としています。