梅雨の時期に注意が必要なのが、「雨で濡れた場所での転倒」です。道路や階段で事故に繋がる恐れもあるため、靴選びも重要です。

 靴選びのアドバイスをして25年のベテランで、ジェイアール名古屋タカシマヤのシューフィッター、野村美香さんは、路面で転倒しないように、雨で滑りにくく靴底が加工されたものを選ぶことが大切といいます。

 パンプスで野村さんのおススメは、ラボ・キゴシの「撥水加工シューズ」(22,000円)。靴底は凹凸のあるノンスリップのゴム底を使用していて、かなり滑りにくい仕様です。

 また、ゴード(山羊革)に特殊な溶剤をなめしの段階から調合していて、表面の撥水効果も高く、雨染みや汚れの心配を軽減してくれるそうです。

 スニーカーのおすすめは、ルコックスポルティフの「ローカットスニーカー」(7,700円)。重さはスマートフォンよりも軽い片足120グラムで、防水仕様です。甲の部分にフィルムを内蔵し、3センチの水に2時間浸かっても水が入ってこなかったということです。

 雨の日の靴は、転倒防止の靴底や撥水・防水設計など、機能に注目して選んでみましょう。