12月2日スタート毎週土曜日よる11時40分~

SPECIAL

14

TOPICS2018.01.26 UPDATE

クランクアップ

 「オーファン・ブラック」もいよいよ最終回。孤独な姉妹(クローン)たちに訪れる衝撃のクライマックスとは?
 本作の撮影が始まったのは、11月初旬のこと。知英さんはおよそ2か月半、ほぼ連日休みなく一人で何役も演じる日々を送ってきました。
 そんな中、年をまたいで1月に入り、麻生祐未さん、山崎育三郎さん、竹中直人さんらが次々にクランクアップ。「知英は本当に頑張って演じていた」と話していた竹中さんを始め、皆さん知英さんの懸命な取り組みを称えていました。

 知英さんは、クランクアップのその日だけでなく、何度も訪れたロケ地で最後の撮影という日になると、帰りがけに「これまでありがとうございました」と、いかにもその土地に語り掛けるようにお別れの言葉を掛けていました。改めて知英さんの誠実な人柄が伝わってきますよね。
 知英さんにとって、一人で七役を演じたことが大きな財産になったのは確かなこと。沙羅の娘・萌絵役の庄野凜さんや、理華のふたりの子供を演じた前田織音さん、山下徳大さんのクランクアップ時には、それぞれに「よく頑張ったね、ありがとう」と、とびきりの笑顔と温かなハグを。その表情は母親そのものでした。
 そしていよいよ1月某日(中旬)、知英さん自身のクランクアップの日。最後の最後まで、まさに“出ずっぱり状態”。午前にエレナのパートを、午後に沙羅と裕香のパートを撮る、というスケジュールです。ひとつの役を演じ終えると、1時間以上かけメイクや衣装をチェンジ、という作業もすっかり慣れた様子。ハードなエレナのシーンを撮り終え、次に沙羅の内に秘めた “怒り”を、表情は淡々としながらも、セリフの端々ににじませて。最後には、一貫してクールに裕香を演じつつ、彼女の心の揺れをしっかりと体現していました。
 この現場にも、合成場面で威力を発揮するモーション・コントロールカメラを使用。知英さんはあとで合成する自分の演技を考えたり、先ほどの自分の演技を思い出したりしつつ、どの場面でも熱演をみせました。最後の最後まで、彼女の苦労や努力が凝縮されていたように思います。
 知英さんが最後のシーンを撮り終えると、スタッフの皆さんや、この日一緒に撮影した共演者の方々から大きな拍手が起こりました。「大変なこと、辛いこともありましたが、皆さんの愛に支えられて乗り越えられました」と涙ながらに、このドラマに係わった全ての人たちに感謝の思いを語りました。
 まさに過酷な環境の中で難役に挑み、見事に演じきった知英さん。その熱演を最後までお見逃しなく!「オーファン・ブラック」最終回は今週土曜日、1月27日午後11時40分より放送です!!