第656回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
後藤ひとみ委員長、福谷朋子副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、河西秀哉委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、田畑豊委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、深川辰巳取締役総合編成担当、岡田健嗣取締役報道局長、青黄昭彦役員待遇総合編成局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、森脇淳スポーツ局長、安藤英裕制作局長、稲吉豊報道局生活情報部長、服部篤幸報道局生活情報部プロデューサー
3.議 題
- 「なごやが燃えた日~若者とパンサー向井がたどる名古屋空襲~」2025年2月23日(日)24:30~25:30放送(60分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月分)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 名古屋空襲を通じて戦争を自分のこととして考え、「なごや平和の日」の意義を訴えるメッセージ性の強い番組だと思った。
- 戦時中の苦労話や炎上する名古屋城の写真のカラー化、高校生による「なごや平和の日」の制定の話など、いずれも良い取り組みを紹介していたと思う。
- パンサー向井さんが出身地の熱田区で戦争の話を聞く様子は、柔らかい語り口で誠実な人柄が表れていて、好感が持てた。
- 戦争体験の語り部としてインタビューに応じた人たちの話は、生々しくて重いもので、この番組の価値を上げていたと思う。
- 炎上する名古屋城の写真のカラー化の取り組みは、AIだけに頼らず、体験者の記憶や科学的な側面からも検証して完成させたことに意味があったと思う。
- 若いタレントが登場した場面はいずれも軽く感じられ、インタビューの内容も表面的に平和を語っているような印象を受けた。
- 「なごや平和の日」が高校生の活動によって制定されたことを初めて知った。この経緯をもう少し詳しく紹介してもらえると、さらに良かったと思う。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 5月14日の「なごや平和の日」を周知するための企画募集が名古屋市からあり、ミニ番組と総集編、イベントを総合的に提案した結果、番組が実現した。
- 特に若い人に伝えたいという名古屋市の要請があり、地元出身の若いタレントを起用することで、番組を見るきっかけになればと考えた。
- 名古屋城が炎上する写真のカラー化の取り組みは、色を付けることで若い人がイメージしやすくなると考え、戦争の伝え方の一つの提案として取材対象に選んだ。
などと説明しました。
2.
社側から2月に電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
3月23日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)