第509回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成23年11月8日(火)
2.出席者
出席委員
阿久津光志委員長、坂井克彦副委員長、石田好江委員、井上隆邦委員、神野重行委員、北川薫委員、成瀬伸子委員、福和伸夫委員、松原和弘委員、矢橋慎哉委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、淺野碩也代表取締役社長、内田優専務取締役、広中幹男取締役報道スポーツ局長、高木卓司取締役制作局長兼情報制作局長、中嶋保雄総務局長、鶴啓二郎編成局長、岩井彰彦報道スポーツ局カメラマン、斎藤潤一報道スポーツ局報道部ディレクター
3.議 題
- 「平成23年度 文化庁芸術祭参加 死刑弁護人」
(平成23年10月9日(日)24時45分~26時30分放送)を審議。 - 局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要報告
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 1時間45分という長さを感じず、最後まで飽きずに見ることができた
- さまざまな問題提起がなされており、考えさせられた点が多くて見応えのあるドキュメンタリーだった
- 死刑弁護人というタイトルは内容にふさわしいものだった
- 命の尊厳に向き合う弁護士の仕事の大変さ、責任の重さを知った
- 社会派ドキュメンタリーによくあるアングルとは別の視点で構成されていて、玄人受けする内容だった
- ピアノだけのBGMのシーンやナレーションの語りの重みは番組の格調を上げた
- 和歌山毒カレー事件を縦糸に、背景にある社会的弱者の救済というメッセージがよく伝わってきた
- 世間からのバッシングを受けてまで死刑事件の弁護を引き受ける意味合いのひとつは、真相解明への信念だということがわかった
- マスコミも世の中も権力に流れ強者の論理に立つところがあるので、反省の糧にしなければならないと思った
- 司法の在り方を世の中に問う力作なのだから、24時45分からの深夜放送では残念だった
等、貴重なご意見をいただきました