第551回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成27年9月8日(火)
2.出席者
出席委員
北川薫委員長、千先宣樹副委員長、浅田剛夫委員、大松利幸委員、金子慎委員、後藤ひとみ委員、佐藤健委員、松原和弘委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道局長、古橋明取締役編成局長、春田亮介取締役総務局長、鶴啓二郎役員待遇制作局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、鈴木辰明報道局報道担当部長ディレクター、中川憲一エキスプレス映像編集
3.議 題
- 「放送倫理を考える集会」等のご報告
- 「熱中コマ世界大戦」
(平成27年7月19日(日)午後4時30分~午後5時30分放送)を審議 - 局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要報告(8月分)
4.議事の概要
1.「放送倫理を考える集会」等、社側から報告されました
2.審議番組について委員からは
- 効率性や収益性ばかりが追求される現在、遊び心の大切さを教えられた。独自商品を開発し会社を再興する姿と、コマ大戦で優勝を目指し「勝てるコマ」作りに熱中する姿の間に共通するものを感じた。
- 「より良いものを作りたい」「受注先に褒められたい」「お客様に喜ばれたい」など、モノ作りの根底に流れているモチベーションの大切さが、コマ作りに熱中する姿に見てとれた。
- 今後コマ大会は、手動ゴマと電動ゴマ、形や重さなど、カテゴリー別になるなどして、独立したスポーツとして発展していくのではないかと思った。
- 日々の仕事で培った力を、コマ回しという遊びの世界で、レベルの高いアイデアを駆使して競うということは楽しく素晴らしいと思う反面、本業でも頑張って欲しいと思った。
- 下請けの町工場の経営の厳しさを紹介する一方で、町工場に来ていた子どもたちが無邪気に見学していたシーンなどが混在していたせいか、番組としてのコンセプトがぼけてしまった感があった。
- 全体として掘り下げが不足している。例えば、電池で動くコマがなぜルールに抵触しないのかとか、インドネシアの工場が作ったコマがなぜ強いのかなど、疑問に思う点が取り上げられていなかった。
- 半田の町工場が東京の町工場とコマを共同開発するシーンは、中小企業の可能性や将来の在り方を示しており示唆にとんでいた。
- 最後に工場に見学に来ていた学生の目が生き生きと輝いており、いいエンディングとなっていた。一方、世界大会の他の対戦のハイライトシーンがあれば、番組に厚みが出たのではないかと感じた。
等、貴重な意見をいただきました