第562回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成28年9月13日(火)
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、臼田信行委員、大松利幸委員、金子慎委員、川谷陽子委員、佐藤健委員、福谷朋子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道担当、古橋明取締役編成局長兼制作局長、春田亮介取締役総務局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、喜多功報道局長、片島豊久スポーツ局次長兼スポーツ部長、安井一人制作局制作部プロデューサー
3.議 題
- 「放送倫理を考える全社集会」等のご報告
- たけい壮行会 東海リオ戦士 応援しよまいTV
平成28年7月16日(土)16:00~17:00(60分番組)を審議 - 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(8月分)
- その他
4.議事の概要
1.「放送倫理を考える全社集会」等について、社側から
7月の「放送倫理を考える月間」、8月4日の「放送倫理を考える全社集会」など、一連の活動について報告しました。
2.審議番組について委員からは
- リオオリンピック応援企画と言うことで、東海地方出身の出場選手に注目、武井壮さんが挑戦することでスポーツのおもしろさを分かりやすく、楽しめるような企画になっていた。
- 運動能力が高い武井さんが実際に競技に挑戦した上で「難しさ」「すごさ」を説明してくれるので、説得力があった。武井さんをもってしてもそれほど難しいんだ、というのがよく分かった。
- 水球という競技があるという程度しか知らなかったため、詳しい解説してもらったのはよかったと思う。メダリストが誕生して注目される競技もあるが、こうした競技も紹介することで、視聴者の興味の幅が広がるのではないかと思った。
- 体操と水球は「競技の解説と武井壮さんの体験」という組み立てだったが、陸上は鈴木選手の生い立ちやその家族の紹介になっており、紹介したいのが競技なのか人なのか、コンセプトがはっきりしない所があった。
- ふなっしーがご当地キャラであればさらによかったが、サプライズ登場することで、寺本選手の表情が明るく変わり、彼女により身近感が持てた。
- なぜこの三競技とこの人たちを紹介したのか、とも思った。幅広い競技で大勢の人を紹介すれば、東海地区が盛り上がり、リオ五輪を見るときの助けになりよりよかったと思った。
- 今後このような番組を作る時は、パラリンピックについても同様の企画を考えてもらいたい。
- 4年後の地元開催が楽しみになってきた。スポーツの魅力を再確認できる番組だった。
等、貴重なご意見をいただきました。
これに対し、社側からは
- オリンピックに地元から出る選手を応援するというのが一番の主旨で、選手の後押しができるような内容になればと思い、番組を企画した。
- 武井壮さんはスポーツに万能ということと、選手の中に入っていって話を聞く能力が非常に巧みで、それを明るく分かりやすく伝える能力が大変高い。今後も武井さんと共にスポーツ番組を作りたいと思っている。
- 寺本選手と鈴木選手はドキュメンタリーでも追いかけているが、ドキュメンタリーで伝えられない部分などを、こうした番組で伝えたいと思った。
- スポーツを取り上げる場合は、視聴者の情報量や知識量が様々なので、どのようにバランスを取っていくのかに思いを致さないといけないと感じた。紹介する競技が三種類でよかったのかということも含め、バランスを保てるように留意していきたい。
等の発言がありました。
この他、委員と社側の間では
Q.なぜ体操、水球、陸上の三競技に決まったのか?
A.体操の寺本選手と陸上の鈴木選手は愛知、水球の足立選手は岐阜、角野選手が三重出身で、東海三県からそれぞれ紹介したかった。また、水球を取り上げたのは、32年ぶりの出場ということと、自分自身も水球というスポーツを知らなかったため、勉強しながら紹介していきたいという思いで、この三種類を選択した。
Q.ナレーションで武井さんのことを、「タッちゃん」と呼んでいたのはなぜなのか?
A.番組のナレーションをお願いした声優の日高のり子さんが、野球アニメのヒロインの声を担当し、その幼馴染が「タッちゃん」だったため、アニメを少し想起するようにした。
等の質疑応答がありました。