第569回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成29年4月11日(火)
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、臼田信行委員、大松利幸委員、金子慎委員、川谷陽子委員、黒野友之委員、福谷朋子委員、松原和弘委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、中嶋保雄取締役報道担当、古橋明取締役編成局長兼制作局長、春田亮介取締役総務局長、祖父江茂樹スポーツ局長、平光治コンプライアンス推進局長、喜多功報道局長、岡田健嗣制作局次長兼制作部長、嶋﨑悠介制作局制作部プロデューサー
3.議 題
- 委員長、副委員長の選出
- 4月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
- 「モノローグ~ あの娘の部屋の片隅で~」
平成29年3月27日(月)24:45~25:40放送(55分番組)を審議 - 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(3月分)
- その他
4.議事の概要
1.委員長に浅田剛夫委員、副委員長に後藤ひとみ委員を選任しました。
2.4月改編
- 昨年度スタートした土曜日夜の「オトナの土ドラ」は、この4月から新たに「犯罪症候群」がスタート。
- 「SKE48 むすびのイチバン!」(月)、「キテるにハマる!課外授業 バナナスクール2」(火)、「ブラ迷相談部 その悩み!小杉と吉田まで」(水)の新番組に加え、「ザ・ラストヒーロー ~ヘラクレスの掟~」(木)の計4番組を、深夜のローカルバラエティ番組として放送。
- 改編率は全日帯で6.9%、ゴールデンタイムは23.2%、プライムタイムは23.8%。
等を報告しました。
青少年向け番組
「すくすくぽん!」「祭人魂」「ドラHOT+」「VS嵐」「ライオンのグータッチ」「ボクらの時代」「ミライ☆モンスター」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の9番組を青少年向け番組に指定したこと等を報告しました。
放送番組の種別
10月-3月期の番組の分類ごとの放送時間と4月期の番組の分類、10月-3月期CMの放送時間量等を報告しました。
3.審議番組について委員からは
- 女性の部屋に置かれた男女のフィギュアが織りなすトークショーは切り口として面白く、部屋にあるモノを擬人化する手法も興味深い構成だった。
- ビビる大木さんや大久保佳代子さんなど、タレントによるトークの持ち味が伝わり、真面目な話も柔らかく見ることができた。
- インスタントカメラが鑑識に使われていたことや、学ランの語源がオランダから来ていたことは初めて知った。
- コンドームは医療機器なので、避妊だけではなく性感染症予防の観点からもう少し紹介があったほうがいいと思った。
- 女性の部屋にあるモノなのに、なぜ学生服やコンドームが取り上げられたのか、やや違和感が残った。
- 女子会という設定はいらなかったのではないか。また女性の足元を何度も見せる演出は、内容が良かっただけに安易でもったいないと思った。
- 3つの商品それぞれの開発の歴史など雑学的データが紹介されていて、今後シリーズ化をしてもいい内容だと思った。
等、貴重なご意見をいただきました。
これに対し、社側からは
- 番組は2013年6月に第1作を放送しており今回は2作目となる。
- 身近なものにまつわる、あまり知られていない事実を紹介する番組。日本のモノ作りは素晴らしいということを深夜の時間帯の若者を中心とした視聴者にいかに届けるか。どう表現すれば若い世代も含め視聴者に興味を持ってもらえるかを考え、擬人化、インタビュー形式で構成した。
- 深夜番組ということもあり、表現、演出、設定、商品の選定など悩むところがあったが、意見を参考に次の挑戦をしたい。
等、番組制作に関し説明がありました。
この他、委員と社側の間では
Q.今回この3つを選んだのはなぜだったのか?
A.日本のモノづくりの素晴らしさが、言葉で説明しなくても伝わることがわかるような製品を選択し紹介した。
Q.ローカル番組なので、地元製品を取り上げてもよかったのではないか?
A.ご当地ものを取り上げることも検討したが、全国放送を見据えていたこともあり、ローカルにこだわらないという判断だった。
等の質疑応答がありました。