第581回 東海テレビ放送番組審議会

1.開催日

 平成30年5月8日(火)

2.出席者

出席委員

浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、大松利幸委員、片岡明典委員、川谷陽子委員、黒野友之委員、林寛子委員、福谷朋子委員、山岡耕春委員

社側出席

石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、小島浩資専務取締役(総括)、春田亮介常務取締役(コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、喜多功取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、深川辰巳スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、齊藤潤一報道局報道部長、伏原健之報道局報道部チーフプロデューサー

3.議 題

  1. ニュースOne
    平成30年4月2日(月)16:49~19:00放送(131分番組)を審議
  2. 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(4月分)
  3. その他

4.議事の概要

1.委員からは

  • 高井キャスターは落ち着いたアナウンスで、コメンテーターとしての役割もベテランならではだと思った。上山アナウンサーはにこやかな笑顔と心地よいアナウンスでが印象に残った。
  • 17年ぶりに高井キャスターをメインに据え、高齢者の目線も大切にするという作り方がいいと思った。
  • 岐阜・大垣市特産の升や、美濃和紙の行灯を使ったスタジオセットは、ふるさとを表現したコンセプトを感じた。また「まとめニュース」でニュース取材先が表示される地図はいい工夫だと思った。
  • 働き方改革が叫ばれる中、4月の入社式を取り上げた「はじめのニュース」では、多様になった働き方の価値観がうまく表現されていた。
  • サービス残業について「サービスしてでも頑張ってしまうのが日本人」というコメントで終わるだけではなく、もう少し議論を深めてほしかった。
  • この時間帯は各局が競い合いながらニュースを放送している中、創意工夫が求められる。どのような題材を探し面白く見せるかが勝負だと感じた。
  • 番組最後にスタジオと視聴者を生放送でつなぐ「ふるさとーク!」のコーナーは、ホッコリする新たな試みという印象を受けた。
  • 銀行の行名変更を取り上げたニュースで、そのメリットが利用者の疑問に答えているのがよかった。「顔が見えない付き合いが増える」というコメントは生活者の視点からは確かにその通りだった。
  • 御園座を取り上げたニュースで、現地周辺の人たちと触れ合えるのは高井キャスターだからこそできるものだと思った。金シャチ横丁を紹介して名古屋の歴史を振り返るという内容も良かった。
  • 「生活報道」というのはいい視点だ。手作り感があり、地に足の着いた、好感が持てる番組だと感じた。

等、貴重なご意見をいただきました。

これに対し、社側からは


  • 「ふるさとイチバン!」をニュースでも具現化するため、地域の皆さんから信頼され親しまれている高井キャスターを招くことで、地域により密着した内容でお伝えできると考えた。
  • 高井キャスター自身はニュースキャスターではなく、街道を歩いている経験を活かし、いろいろな人達に語りかけるようなニュースであれば、この仕事を受けると言ってもらった。
  • 毎朝、高井キャスター、上山キャスター、番組担当者等で打ち合わせをしている。その中で「このニュースだったらこういうことを言える」と高井キャスターから話が出ることが多いが、「いや、それは考えがちょっとおじさんっぽくないか」「それは女性が聞いたら引きます」というような意見を交わしている。
  • 今後は報道部としての意思が高井キャスターを通じて伝わる形にして、他局との差別化を図っていきたい。

等、番組について説明しました

2.社側から

  • 4月の1カ月間に、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、2,119件の意見の概要、「BPO報告」No.186、187の概要等を報告しました。
  • 3月ので番組審議会で審議した「みんなのニュースOne」について、4月13日のBPO放送倫理検証委員会で討議が終了。

等の報告がありました。

委員からは

  • 放送倫理検証委員会でも番組審議会での各委員の提言が生きたのだと思っている。今後も引き続き注意してもらいたい。

との意見をいただきました。

本番組審議会の議事概要は、5月20日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。