第587回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
平成30年12月11日(火)
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、大松利幸委員、片岡明典委員、川谷陽子委員、黒野友之委員、林寛子委員、福谷朋子委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、小島浩資専務取締役(総括)、春田亮介常務取締役(コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、喜多功取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、深川辰巳スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、伊藤雅章制作局次長制作部長、伊藤芳人制作局制作部担当部長プロデューサー
3.議 題
- 「東海テレビ開局60周年記念 未来郵便 10年後のあなたへ」平成30年10月28日(日)13:30~15:00放送(90分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(11月分)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 紹介された3人のアスリートのエピソードは、10年前大きな夢を頂きつつも、挫折して、それでもスポーツを続けていて、このことが視聴者に共感や勇気を与えている。
- 10年前のイベントで、自分や家族、身近な人に当てた手紙を、10年後に投函した人に届け、それぞれの人の10年の軌跡をたどる企画はたいへん興味深かった。
- 企画はその場限りではなく、4000通もの手紙を10年間保管して、この手紙を元に番組を制作するということに魅力を感じた。長くこの地域に寄り添ってきたテレビ局だからこそできる企画だと思った。
- 全体的に温かい気持ちになれて、前向きな人たちに視聴者が勇気づけられるような番組だった。
- 日々の生活に追われ、10年先の自分や家族のこと、また、10年前と比べ今の自分はどうなのかなど思い浮かべることがほとんどないので、このような番組をきっかけに考えるのも面白いと思った。
- 10歳の時に自分の将来に夢を持ち、10年間頑張って生きてこられていることを、夢を持たないと言われている今の小中学生に伝えたい。
- イベント会場のステージに並ぶゲストが場の空気を読める人たちだったので、番組の進行がスムーズだった。
- 10年前、どのようにしてこれらのハガキが投函されたのかがわかりにくかったのではないか。しっかりとした説明が欲しかった。
- イベント会場から生のメッセージがもっと伝えられるとよかったのではないか。伝えることによって生放送らしさが伝わるのではないか。
- 4000通もの手紙を、どのように本人に返していったのか教えてほしい。
ご意見に対し社側から
- 手紙のお届けはスタッフが、住所を頼りに一人ひとりに対して返していった。転居したり等苦労はしたが、10年前の手紙が届いた時の反応が見たかったので何とか届けようとした。
- 番組制作のチームで、全部ハガキの内容を見て、話の展開が面白く広がりそうな内容や、感動を呼びそうなエピソードを500件ほどピックアップし、そのうちカメラ取材できたのは約1割。さらに番組のために絞っていった。
- 10年は短い年月だが、10年あれば様々なことができるという気持ち、希望を持ってもらえる内容をできるだけ選んで、番組として取り上げた。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、11月には2,411件1か月間の意見の概要、「BPO報告」No.194の概要等を報告しました。
3.その他 「きになるテレビ」
委員発言「きになるテレビ」(要旨)
(審議委員からテレビについて、より幅広い意見をいただく時間を設けています。毎月おひとりの委員から意見をいただきます。)
「きになるテレビ」は、「プロフェッショナル仕事の流儀」、「情熱大陸」と、「スタイルプラス」のコーナー「東海仕事人列伝」の 三つ。いずれも、その道のプロである一人をとりあげ、情熱を伝えるドキュメンタリーで、毎回視聴意欲を駆り立てられる。「プロフェッショナル仕事の流儀」と「情熱大陸」は、SNSなどで積極的にPRしたり、放送後もインターネットで見ることができるようにしている。「東海仕事人列伝」も、さらに工夫して、利便性を打ち出すことが必要ではないかと思う。
本番組審議会の議事概要は、12月23日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。
「メッセージ1」で報告しました。