第590回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、大松利幸委員、片岡明典委員、川谷陽子委員、黒野友之委員、林寛子委員、福谷朋子委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、小島浩資専務取締役(総括)、春田亮介常務取締役(コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、喜多功取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、深川辰巳スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、伊藤雅章制作局次長兼制作部長、戸谷泰治東海テレビプロダクションプロデューサー
3.議 題
- 「東海テレビ開局60周年記念 コツコツ人生館」平成31年2月3日(日) 16:05~17:20(75分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月分)
- その他:委員自由発言「きになるテレビ」・退任される大松委員、川谷委員 ご挨拶
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 長年の苦労をこつこつ作るパラパラ漫画とうまく組み合わせて振り返るのは面白いアイデアだ。
- 再現ドラマでこつこつしてきたことを表現することは、長い期間かけてしてきたのだと思わせるには良い演出だった。
- こつこつ努力することや、好きなことにこだわるということは元気で明るく笑顔を忘れない人にしていくんだということをあらためて感じた。
- 支える人がいたからこそ、成し遂げられたんだと感じ、温かい気持ちで見ることができた。
- 出演した人たちの生き様自体が普通ではまねできないことで、社会に貢献したり、ある分野を極めたりしていたので、見ていて感動した。
- こつこつと地道にやっていることが社会の役に立つなど、子ども達に勇気とやる気を伝える良い番組だった。
- パラパラ漫画とBGMとのバランスが非常に良く感動的だった。
- 構成について、VTRで紹介する出演者の部分が非常に長く、スタジオで紹介した出演者の部分が短かったので物足りない気がした。
- CMの前に「この後バトルが」と盛り上げて引っ張ったわりには、司会がベテランのタレントに絡んだだけだったので、少々がっかりした。
- 取り上げられたのが男性だけで、女性が取り上げられてないことが気になった。
- スタジオのタレントは安定感のある人たちばかりだったが、柔らかいコメントのできる人ばかりでなく、硬いコメントを言える人を入れてもよかったのではないか。
ご意見に対し社側から
- 汗をかくことがない時代、こつこつ努力して物事を成し遂げる人たちにスポットを当てたいと思った。
- 最後のコーナーも番組でしっかり見てもらおうという思いで、過剰に盛り上げてしまった。
- 地元紙や大手ではない出版社の本などから出演者を探し出し、取り上げさせていただいた。調査の段階から女性は少なかった。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、1月には2,355件1か月間の意見の概要、「BPO報告」No.197の概要等を報告しました。
3.その他 「きになるテレビ」
委員発言「きになるテレビ」(要旨)
(審議委員からテレビについて、より幅広い意見をいただく時間を設けています。毎月おひとりの委員から意見をいただきます。)
- 最近は毎朝NHKの「連続テレビ小説」を見ている。
- 100作品を数えるこのシリーズだが、6年前から見始めている。最近の傾向として、実在の人物を取り上げる作品が多くなっている。
- それは、成功体験の過程がリアルに描かれていて、この先どうなるか視聴者にとっても結果がわかっているので安心してみられることで、視聴率が良く、作品としてとりあげられるのではないかと思っている。
- 東海エリアには、多くの成功をおさめた創業者の方々がいる。
- 東海テレビでも、そういったエリアゆかりの人物を主人公にしたドラマを制作することを期待したい。
本番組審議会の議事概要は、3月24日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。