第591回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、片岡明典委員、黒野友之委員、林寛子委員、福谷朋子委員、山岡耕春委員
社側出席
石黒大山代表取締役会長、内田優代表取締役社長、小島浩資専務取締役(総括)、春田亮介常務取締役(コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、喜多功取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、深川辰巳スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、片島豊久スポーツ局次長兼スポーツ部長、山本寛太スポーツ局スポーツ部ディレクター
3.議 題
- 委員長、副委員長の選出
- 4月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
- 東海テレビ開局60周年記念「岩瀬の13球」2019年3月2日(土)12:30~13:50放送(80分番組)を審議
- 報告:2018年度、局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要
- その他
4.議事の概要
1.委員長に浅田剛夫委員、副委員長に後藤ひとみ委員を再任しました。
2.4月改編
- 朝の地域情報番組「スイッチ!」のMCを藤本晶子アナウンサーと速水里彩アナウンサーがMCに。
- 「オトナの土ドラ」は「ミラー・ツインズ」がスタート。
- 全国ネットで放送されるドラマ、バラエティの新番組。
等を報告しました。
青少年向け番組
「すくすくぽん!」「祭人魂」「ドラHOT+」「VS嵐」「ライオンのグータッチ」「ボクらの時代」「ミライ☆モンスター」「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」の9番組を青少年向け番組に指定したこと。
等を報告しました。
放送番組の種別
10月-3月期の番組の分類ごとの放送時間、今年度4月期の番組の分類、10月-3月期CMの放送時間量。
等を報告しました。
3.審議番組について委員からは
- 主な登場人物3人の役割と意味合いをしっかりと伝えられていて、特に岩瀬投手の克明な心の中の描き方がすごくて、面白かった。
- 冷静に勝ちにこだわった監督と、完全試合を期待するファンとの気持ちの差があり、チーム全体が自然に監督と気持ちが共有されていたのがわかった。
- 番組の最初で日本シリーズの第4戦までのダイジェストを見せてくれたのはよかった。
- 13球の緊張感を1球ごとに関係する選手のインタビューを交えながら解き明かしていくのはまさに“ドラマ”だった。
- 岩瀬投手の強いメンタルを支えるものは、日々の努力に加え、共に闘う仲間であったり、チーム全体が岩瀬投手に寄せる信頼感が原動力になっていたということが感じられた。
- インタビューで紡いでいったのが見ている人にわかりやすかった。強さによって、結果を出してさらに信頼感を得られる投手になっていたということがわかった。
- 冷徹な司令官、という落合監督も人情味のある人物像がよくあらわされていた。
- 当時の監督や選手の心境を証言や映像で解き明かされていく番組だが、その証拠映像が残っているという東海テレビでしかできない番組で感心した。
- 山井投手の交代を自らも、チーム全体も同じ思いでまとまっていて、そういう時に強いチームになるということも番組を通じてわかった。
- 「岩瀬の13球」というタイトルは、日本シリーズでの完全試合を引き継いだ13球の配球や心理描写よりも、交代劇が長く描かれていたので、違和感があった。
- 昔のスポーツドキュメンタリー「江夏の21球」にタイトルを似せた感があり、もっと岩瀬投手を讃えるようなものにしてほしかった。
ご意見に対し社側から
- 「江夏の21球」をリスペクトしながら、投球数が背番号と同じだったので「13球」を付けた形でタイトルにした。
- 岩瀬投手が密着取材をされたくないとされてきた中、引退を決めたタイミングで取材の話を考えた時、自身が残したいものは何かをイメージするとこの番組となった。
- インタビュー中心で構成されることは当初からわかっていたので、スタッフの中で綿密に打ち合わせをして臨んだ。
等、番組について説明しました。
4.社側から昨年度の、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等意見の概要、「BPO報告」No.198の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、4月28日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。