第595回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、片岡明典委員、柴田浩委員、竹松千華委員、林寛子委員、福谷朋子委員、山岡耕春委員
社側出席
内田優代表取締役会長、小島浩資代表取締役社長、春田亮介専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、倉知哲也取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、片島豊久スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、伊藤雅章制作局制作部長、北岡昭子制作局制作部プロデューサー
3.議 題
- 「放送倫理を考える日」の行事等の報告
- 「すくすくぽん!SP 夏の自由研Q大作戦!」2019年8月24日(土)10:25~11:25放送(60分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(7月、8月)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 大人だと当たり前だと思うことが子供らしい発想で、疑問に思ったことを「自由研究」として調べることは面白かった。
- 大人が見る番組ならばもう少し掘り下げが欲しかったが、子どもと一緒に見るには、番組で紹介したレベルで、わかりやすく、ちょうどよかったのではないか。
- 自由研究のテーマが全体的に、誰もが関心を持つ“食”に関係することでつながっていて、統一感あったので興味を持って見ることができた。
- 昆布のテーマを数回に分け、途中で別のテーマを挟みこんだ構成だったが、メリハリを感じられて見やすかった。
- 子どもの個性を引き出すのは難しいと思うが、出演していたタレントは、子どもたちとうまくやりとりができていた。人選が良かったのだと思う。
- 昆布の自由研究のテーマから外れていたが、昆布の料理や温泉、昆布漁を紹介することでテーマにまつわる付随的な知識も得られてプラスの面もあったと思う。
- テーマについて、他の番組などで聞いたことがある内容もあったので新鮮味が感じられなかった。どのような経緯でテーマ設定が決まったのか教えて欲しい
- 「自由研究」ならば子どもがもっと実体験をしてほしかった。昆布漁に出たり、実際にソフトクリームを作ったりして欲しかった。
ご意見に対し社側から
- レギュラー番組「すくすくぽん!」の特番としての位置づけで、元の番組同様、子供たちの感覚を生かし、体験しながら考えて行く番組の延長上にあるという軸をぶれないようにした。
- 子供たちの素朴な疑問を募って検証するというコンセプトだったが、答えを探し当てるまでの悪戦苦闘するプロセスをさらに描くべきだった。
- 自由研究のテーマは、実際に小学生にアンケートをとって、回答を得た80件の中から興味を引きそうなテーマを選んだ。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、7月1か月間は2,676件、8月は2,766件の意見の概要、「BPO報告」No.203、No.204の概要等を報告しました。
3.委員発表「きになるテレビ」
委員発言「きになるテレビ」(要旨)
(審議委員からテレビについて、より幅広い意見をいただく時間を設けています。毎月おひとりの委員から意見をいただきます。)
- 今回は、発言委員自らが取り組んでいる事業をテレビで取材を受けたことについて。
- 5年前閉店した地域の老舗喫茶店が、引退した店主の家族の要望で再開したことがニュースになり、東海テレビ「ニュースOne」で放送された。
- この喫茶店再開は、街の活性化にもつながり、自らが代表して取り組んでいる事業とも関わっていて、委員自らもインタビュー取材を受けた立場だった。
- 喫茶店の撮影では、大勢の来店客が映り込むため、記者が声をかけるなど丁寧な取材をしたり、再開した店を訪れた元店主の素直な表情も曲げることなく編集、放送された。
- 今回の取材は、東海テレビのニュースへの姿勢が感じられ好感がもてた。
本番組審議会の議事概要は、9月22日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。