第608回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、柴田浩委員、竹松千華委員、林寛子委員、福谷朋子委員、水谷仁委員、山岡耕春委員
社側出席
内田優代表取締役会長、小島浩資代表取締役社長、春田亮介専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、倉知哲也取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、片島豊久スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、市野直親制作局東京制作部長、河角直樹制作局東京制作部プロデューサー
3.議 題
- 「さくらの親子丼」(第1話)2020年10月17日(土)23:50~24:45放送を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(10月)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 子どもを取り巻く環境の現実を伝えるため、このドラマのように、メディアができることがまだたくさんある事を再認識した。
- たいへん重いテーマだが、 登場人物のコミカルなシーンが時々入ってくることで 「清涼剤」的な要素となり、 視聴しやすくなっている。
- それぞれ悩みを抱える8人の子供たちが、個性豊かに描かれていて良かった。次回も見たくなった。
- 裁判などでのありえないシーンも所々あるが、子供シェルターの運営や子供たちに起こる問題などがリアルに描かれていて真に迫っている。丁寧な取材に基づいているということがわかる。
- ドラマ全体の中で、登場人物が喜怒哀楽を短絡的に表現しているシーンなどがあり、話の展開に不自然さを感じることがある。
- 「オトナの土ドラ」の、「オトナ」という言葉でイメージが限られる。このドラマは若い人にも見てもらいたいが、シリーズのタイトルや放送時間で、誰に見てもらいたいのか疑問に思った。
ご意見に対し社側から
- 今回のシリーズは、虐待等を受ける子供の視点だけでなく、ここに至るまでの親、大人の視点や事情を扱うことで問題を見つめ直すことをテーマとしている。
- 多くの人に見てもらうことを意識して、重いテーマとなりがちな内容をエンタテインメントという形を意識して制作している。
- 問題が実際にあると、次に何が起こるか、どういう影響をもたらすかなど、子供シェルターの現場の方々にきめ細かく取材し制作した。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、9月1か月間は2,094件の意見の概要、「BPO報告」No.218の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、11月22日(日)午前5時15分から放送の
「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)