第611回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
2021年2月19日(金)
※新型コロナウイルス感染拡大の影響による書面開催。意見交換完了日を開催日としました。
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、柴田浩委員、竹松千華委員、林寛子委員、福谷朋子委員、水谷仁委員、山岡耕春委員
社側出席
内田優代表取締役会長、小島浩資代表取締役社長、春田亮介専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、倉知哲也取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、片島豊久スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、伊藤雅章制作局制作部長、猪飼健夫制作局制作部プロデューサー
3.議 題
- 「新春エリアドラマ いってきます!~岐阜・飛騨 古川やんちゃ物語~」
2021年1月1日(金・祝)12:55~13:50 放送 を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(1月)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 「当たり前だった日常が大きく変化した」と2020年の飛騨古川の様子を、ナレーションだけでなく、実際の町の様子や人の姿の映像を入れながら紹介したのは良かった。
- これまでのエリアドラマでも一貫して、「親」の目線や言葉が生きており、今回も父親らしい信念や生き方、セリフと役者の存在感がドラマ的な面白さを際立たせていた。
- 「ふるさとの優しさと強さ」「笑顔であふれる1年に」などのテロップで振り返るエンディングは、先が見通せない不安を抱える多くの人たちの心に響いたのではないか。あらためて「家族」のありがたさを感じるドラマだった。
- ドラマの始まりが番組のリポートシーンから始まることから、ドラマなのか情報番組なのか曖昧に感じる一方で、劇中劇のような感覚を抱かせる演出は興味深かった。エンディングのリポートシーンも小気味よかった。
- 主人公が父親や幼なじみと会話するときに標準語を使っていて、父親の応援している気持ちを知ってから地元の方言になっていくという言葉の使い方や心の変わり方が安直で違和感を持った。
- ドラマの中で、飛騨古川の魅力を伝える内容は良かったが、多くの見どころを盛り込むあまり、せっかくの魅力を伝え切れていなかったのではないか。また、情報紹介のトーンが強くドラマの味わいを凌駕していた印象を受けた。
ご意見に対し社側から
- 今回の「エリアドラマ」では、飛騨古川の魅力が多くの視聴者に届き、将来、平穏に戻ったときにこの地域に足を運んでもらえるきっかけになってほしいと思う。
- 方言は、飛騨地方出身の方の方言指導や音声データなどで俳優に知ってもらう形をとっていた。地元の方々に違和感のない方言を表現できるよう努めていきたい。
- キャラクターなど、制作者として時代のリアリティをしっかりと捉え、家族の在り方や個人などにもさらに視野を広げた設定を心掛けたい。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、
1月1か月間は1,964件の意見の概要、「BPO報告」№221の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
1月28日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)