第612回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
浅田剛夫委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、柴田浩委員、竹松千華委員、林寛子委員、福谷朋子委員、水谷仁委員、山岡耕春委員
社側出席
内田優代表取締役会長、小島浩資代表取締役社長、春田亮介専務取締役(総括・コンプライアンス担当)、祖父江茂樹取締役編成局長、倉知哲也取締役報道局長、富田守男コンプライアンス推進局長、片島豊久スポーツ局長、川瀬隆司制作局長、市野直親制作局東京制作部長<オンライン出席>、遠山圭介制作局東京制作部プロデューサー<オンライン出席>
3.議 題
- 「オトナの土ドラ その女、ジルバ」第1話 2021年1月9日(土)23:40~24:35放送を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(2月)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- 原作の良さ、内容の深さを十分に表現し、さらにエンターテインメント性がプラスされていて、脚本や演出、俳優陣それぞれの相乗効果だと感じた。
- 主人公役の俳優が、役柄になりきって、悲壮感を醸し出すまで雰囲気を変えてしまうプロ意識には敬服した。
- 場面展開がスピーディーで見やすく、ともすると軽く捉えられる展開が、実力派俳優陣の演技の深さで、内容に重みが出てきて、味わい深く作られている。
- バーと会社だけで展開しているのに、東日本大震災をはじめ戦争、ブラジル移民など歴史的な出来事が背景に語られるのでスケールの大きさを感じさせるドラマだった。
- 都会で一人暮らしする人が増える中、老いていく不安や孤独を感じる視聴者が自分と重ね合わせて、ドラマに共感しているのではないか。
- 女性の年齢や、容姿に関わるシーンが非常に赤裸々な表現が多かったので不快に受け止める視聴者もいるのではないかと考えるが、コミカルなタッチで、楽しく気持ちを前向きに受け止められたのではないか。
ご意見に対し社側から
- 主人公は、等身大の女性を描いているというところに視聴者の皆さんも共感して頂いている。
- このドラマでは、厳しい現実も重ねていく中で、必ず誰にでも居場所があることを伝えたかった。
- キャスティングは、キャラクター設定、また年齢に応じた俳優にお願いし、それぞれが意欲をもって演じていただいたことで熱量が視聴者の方に届いたと思う。
等、番組について説明しました。
2.社側から、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等、2月1か月間は1,861件の意見の概要、「BPO報告」No.222の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
3月28日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)