第617回 東海テレビ放送番組審議会
1.開催日
2021年9月27日(月)
※新型コロナウイルス感染拡大の影響による書面開催。意見交換完了日を開催日としました。
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、桂文我委員、柴田浩委員、鈴木孝昌委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
内田優代表取締役会長、小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹常務取締役(コンプライアンス担当)、倉知哲也取締役編成局長、岡田健嗣取締役報道局長、片島豊久役員待遇スポーツ局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、横田誠制作局長、山本茂樹報道局報道部長、堀尾充報道局報道部上席プロデューサー、吉野健スポーツ局スポーツ部プロデューサー
3.議 題
- 放送倫理を考える取り組み等に関する報告
- 「東京オリンピック・報道について思うこと~『ニュースOne』を中心に~」
2021年7月27日(火)及び8月6日(金)「ニュースOne」の関連ローカルニュース等を審議
- 報告:7月及び8月に局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要
- その他
4.議事の概要
1.放送倫理を考える取り組み等に関する報告
-
毎年実施している「放送倫理を考える日」の取り組みについて、感染症対策を踏まえて変更したことや今年の取り組みを社側から報告しました。
2.審議番組について委員からは
- 選手の両親でも観客席で応援できなかった今回のオリンピックで、家族の自宅からの応援風景を取材できたのは地元テレビ局らしい良い試みだった。
- 番組のキャスティングは元トップアスリートが起用されていることで、テーマをより深いものにしており、専門家の存在意義をあらためて感じた。
- 地元のアスリートを切り口に、深掘りした番組が注目を集めると思うし、こうした取材の積み重ねが将来のコンテンツにもつながるのではないか。
- コロナ禍での人流抑制とオリンピックの盛り上げという相反するテーマをどう扱うか、各テレビ局が迷いながら賛否の意見をバランスよく取り上げていた。
- 東京開催で多くのパラリンピック映像が放送されていて、テレビの画面からでも大会ビジョンである「多様性と調和」を視聴者は感じることができたと思う。
- 様々な情報源がある現在は、視聴者に放送側のあおる意図が見透かされる。筋の通った、多様で柔軟な番組作りが結果的に信頼を得られるのではないか。
- 視聴者の感じていた、報道の一貫性の無さゆえの違和感をテレビはじめメディアには受け止めてもらい、番組に反映してもらいたい。
ご意見に対し社側から
- 東海地方のテレビ局として、この地方にゆかりある選手に徹底的にこだわり、伝えることが大きな役割と考えており、コロナ禍の暗いニュースの中で、オリンピックならではの感動、喜びを感じてもらいたかった。
- オリンピックを賑やかに伝えた後、一転、新型コロナ新規感染者の数を報じる。ニュースを伝える側も矛盾を抱き、葛藤していた。
等、番組について説明しました。
4.社側から7月及び8月の、電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた、問い合わせや苦情等意見の概要、「BPO報告」№228、№229の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
9月26日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)