第626回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、伊藤彰彦委員、岡田さや加委員、桂文我委員、柴田浩委員、鈴木孝昌委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹常務取締役(コンプライアンス担当)、倉知哲也取締役編成局長、岡田健嗣取締役報道局長、片島豊久役員待遇スポーツ局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、横田誠制作局長、圡方宏史報道局報道部プロデューサー、足立拓朗報道局報道部ディレクター
3.議 題
- 「はだかのER 救命救急の砦2021-22」2022年5月22日(日)16:00~17:30放送(90分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(5月分)
- その他
4.議事の概要
1.審議番組について委員からは
- コロナ禍にもかかわらず、カメラを病院に入れることができたのは良いことで、この時期の病院の映像は後世の記録としても非常に重要なものだと思った。
- 救命救急センターの現場が一つひとつの患者の受け入れ要請に悩み苦しみながら対応していることが、実感させられる構成だった。
- 毎日さまざまな患者が搬送されて大変な中、急増するコロナ患者が重なり、9カ月にわたる取材で病床が逼迫していく過程がリアルに感じられた。
- 「断らない救急」を掲げて医師や看護師がぎりぎりの状況で奮闘していることを知って、見る側もさまざまなことを考えさせられる機会となったのではないか。
- 「はだかのER」というタイトルの意味や理由が番組を見ても分かりづらく、どういう意図で付けたのか知りたいと思った。
- 医療費を払わない患者がいることは全国の病院に共通の問題で、この病院だけに特有の問題ではないということを丁寧に説明した方が良かったのではないか。
- 日本の医療の現状をどう変えていくべきなのか、展望やヒントが示されていなかったことには物足りなさを感じ、問題提起だけでもしてほしかった。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 病院との信頼関係を築いて取材を進める中で新型コロナが発生し、「断らない救急」が維持できるのか、コロナ時代の救命救急が見えてくればという狙いで番組を制作した。
- 「はだかのER」のタイトルは、救命救急センターにカメラを入れてERを丸裸にするという意味と、救急医療の最後の砦が孤立無援で裸の状態になってしまうという二つの意味で名付けた。
- 医師の仕事の邪魔にならないように、自らの判断で患者に話しかけて撮影の許可を依頼し、断られたら映像を使わないということを一貫して行った。
等、番組について説明しました。
2.
社側から5月1か月間の電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要、「BPO報告」№239の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
6月26日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)