第635回 東海テレビ放送番組審議会
2.出席者
出席委員
山岡耕春委員長、後藤ひとみ副委員長、石川仁志委員、岡田さや加委員、桂文我委員、鈴木孝昌委員、武田健太郎委員、竹松千華委員、福谷朋子委員、水谷仁委員
社側出席
小島浩資代表取締役社長、祖父江茂樹常務取締役(コンプライアンス担当)、倉知哲也取締役編成局長、岡田健嗣取締役報道局長、片島豊久役員待遇スポーツ局長、梅村育宏コンプライアンス推進局長、横田誠制作局長、戸松準制作局制作部長、川瀬隆司役員待遇制作局ゼネラルプロデューサー
3.議 題
- 委員長、副委員長の選出
- 4月改編、青少年向け番組、放送番組の種別について
- 「儺負人 ~天下の奇祭 国府宮はだか祭~」2023年3月13日(月)24:30~25:25放送(55分番組)を審議
- 報告:局に寄せられた視聴者からの意見、苦情等の概要(3月分)
- その他
4.議事の概要
1. 委員の互選により、委員長は山岡耕春委員、副委員長は後藤ひとみ委員が再選されました。
2.4月改編の番組の説明。及び前期の番組種別において、「教育」が13.2%、「教養」が22.4%、CM総量が17.80%と、いずれも放送法、自主基準をクリアしていることを報告。「青少年向け番組」の紹介を致しました。
3.審議番組について委員からは
- 国府宮はだか祭の神男が儺負人としてすべての人の厄を一手に引き受けて清める役割を果たし、OBが会を作って儺負人を守っていることを初めて知った。
- 神事のプロセスや祭りをやり遂げるための組織や仕組みを丁寧に取材していて、興味深く見た。今年の儺負人に覚悟ができていく様子が画面から伝わってきた。
- 祭りの直前にOBの一人ひとりが儺負人に贈る言葉に重みがあった。儺負人だけに注目がいきがちだが、OBが守ることで祭りが無事に開かれていることが伝わってきた。
- 女性アナウンサーのナレーションが淡々と語っているところが番組に落ち着きをもたらし、品格を上げていたと思う。
- 地元の祭りや伝統行事などを紹介する番組は、たくさんの人に見てもらい、知ってもらって、次世代に伝え残していく意味でも必要だと思う。
- 過去にはだか祭に参加したことのない今年の儺負人が、なぜ危険な神男をやろうと思ったのかが描き切れていなかった。儺負人個人への迫り方が物足りないと思った。
- はだか祭がどういうものかはよく分かったが、経験者にしか分からない感覚や人間ドラマが番組から伝わってこなかった。
などの意見が出されました。
ご意見に対し社側から
- 今回は儺負人のOB会の方々が全面協力して頂けることになり、短期間にしっかりと密着取材することでドキュメンタリーを制作することができた。
- 地元の大切な行事を伝えていくこともテレビ局の重要な役割と考えており、今後もブラッシュアップしていきたい。
- 祭りの当日は小さい据え置きカメラを多用して、山門をくぐっていくところやもみ合いなど迫力のある映像を撮ることができた。
等、番組について説明しました。
4.
社側から3月の電話・文書・メールで視聴者から局に寄せられた問い合わせや苦情等の概要、「BPO報告」№249の概要等を報告しました。
本番組審議会の議事概要は、
4月23日(日)午前5時15分から放送の「メッセージ1」で報告しました。
番組審議会に関するご意見等は、東海テレビ放送番組審議会事務局にご連絡ください。
(052)951-2511(東海テレビ代表 平日10:00~18:00)