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ハチドリの家のクリスマス会!目を見張る“さくら特製”クリスマスディナー

 オトナの土ドラ『さくらの親子丼2』は、子どもたちをめぐる問題の数々は胸を苦しくさせますが、現場は和やかで笑いが絶えません。そんな撮影の様子を紹介します。第4話(12月22日放送)では「ハチドリの家」でクリスマスパーティーが開かれることに。撮影が行われたのは11月末のこと。キャストの皆さんも一足早くクリスマスのイベントを楽しんでいるようです。

おいしそうな料理が続々登場

 この場面には豪華で華やかな食事がテーブルに並びます。これまでもいろいろな料理を味わってきただけに、今回のパーティーメニューもおいしいのは食べなくてもわかるというもの。若手キャストの皆さんが見せる無邪気な笑顔をぜひご覧頂きたかったです。

 リハーサルでは誰もがまずローストチキンに手を取ります。その様子を見て監督が、「絵づら的に動きがない」と。そこで、本番では最初に食べるのはチキン以外にするようお達しが。こんなやりとりも現場を和やかしにして、楽しい雰囲気満載のままパーティーシーンは撮影を終えました。スタッフさんたちが次のシーンの撮影に向け準備を進める間のことです。キャストの皆さんはさっそくチキンを“本気”で食べ始め、なんとも幸せそうでした。

 劇中では今後、おせち料理をはじめ、おいしそうな料理が続々登場します。子どもたちへの愛情がたっぷり込められたさくら(真矢ミキさん)のレシピはこちらの公式サイトでも紹介していますので、ぜひチェックしてください。

 ところで第4話では、さくらや子どもたちの驚きの出来事が起こります。子どもシェルターのある場所を関係者は秘密にしなくてはいけないのに、責任者の鍋島(相島一之さん)があろうことか自分の父親・希輔(まれすけ・秋野太作さん)を伴って出勤してきたのです。軽度の認知症を患う希輔にさくらも子どもたちも戸惑うばかりで…。
 希輔役の秋野さんのコメントを紹介します。

希輔は、面倒臭くて人間臭い人

台本を読んだ感想をお聞かせください
率直にいい台本だと思いましたよ。世間が見捨てがちな人々に手を差し伸べているし、いまどき、人間を描くのって面倒くさいんだよね。ドラマでも人間でなく、事件を描くことが多いけれど、この作品は一生懸命に人間を描いている。「あえて、面倒くさいことをやっているな」と感心しました。
鍋島希輔はどんな人物ですか?
作品が作品だけに面倒臭くて、人間臭い男(笑)。それと、認知症という設定なので言動も不安定なため、さくらさんだけでなく子どもたちも希輔をどんな風にとらえるのか、それぞれの役によって違っていいと思って。「このおじいさん、ボケているの、いないの?」という感じで演じましたね(笑)。
若手の皆さんとの共演はいかがでしたか?
いまの若者は空き時間、大人しいんですよ。みんな、スマホをいじっているから。でもコミュニケーションが取れないかといえばそんなことはない。話すとみんな、なかなかの個性の持ち主で刺激を受けました。パワーをもらいました。
今回共演した若手の皆さんにぜひアドバイスをお願いします
僕はいつも若い人に期待しているので、演技の勉強を怠らずに続けてほしいです。いまは自然な演技が求められることも多いけれど、“自然体”でやっていればいいのかといえば、そういうことじゃない。基礎的な勉強をしておいたほうが長持ちするし、表現者としての楽しみも生まれてくるし、お客さん(視聴者)からも面白がられるよね。
改めて第4話での希輔の見どころをお聞かせください
僕自身、希輔のような役はあまり演じたことがなかったので新鮮な気持ちで現場に入りました。希輔のとんちんかんなところや、ボケっぷりがシェルターにどんな混乱を生むのか、ぜひ楽しんでもらいたいです。

 どこにあるのか秘密にしなければいけない子どもシェルターに“珍客”が現れたことで騒動が起こるのは必至。大ベテランの秋野さんと若手の皆さんの共演に注目してください。

 さらに物語は中盤に突入。今後、岡本玲さんが演じる若手弁護士の七海や、おかやまはじめさんが演じる刑事の伊丹が「ハチドリの家」に現れます。シェルターの誰と繋がりがあり、どんな理由でやって来るのか。ここからさらに一波乱、二波乱起こる『さくらの親子丼2』にご期待ください!