長年、メディアの頂点に君臨してきたテレビ。
しかし、今はかつての勢いはない。インターネットの進展など多メディア時代に突入し、経済的なバックボーンである広告収入は伸び悩んでいる。
さらに、プライバシーと個人主義が最大化して、取材環境が大きく変化し、現場の手間は増える一方だ。

「第4の権力」と呼ばれた時代から、いつしか「マスゴミ」などと非難の対象となり、あたかも、テレビは、嫌われ者の一角に引き摺り下ろされてしまったようだ。
果たして、テレビは本当に叩かれるべき存在なのだろうか。
「偏向報道」「印象操作」は、行われているのか。
現場は何に悩み、何に奮闘し、日々どんな決断を迫られているのか。
テレビの存在意義、そして役割とは一体何なのか。
そして、テレビがこれから生き残っていくためには何が必要なのか。

お化粧したメディアリテラシーはもういらない。
報道の現場にカメラを入れ、「テレビの今」を取材する。