シルバーウィークも最終日。新型コロナの影響でこれまでは控えていた遠出を久しぶりにしたという人も多かったのではないでしょうか。

 皆さん4連休をどこで何をして楽しんだのか、東海地方各地を取材しました。

 東海地方の空の玄関口、中部国際空港。

 新型コロナが拡大して以降、この4連休で久々に賑やかになりました。

父親:
「福岡のほうから(帰ってきた)。子供が電車乗りたかったというので、『あそぼーい!』とか『ゆふいんの森』とか、乗ってきました。GoTo(トラベル)を使って」

 お子さんが、大の鉄道ファン。念願だったJR九州の観光列車に家族で乗りに行ったそうです。

子供:
「楽しかった。黒いソニック」

母親:
「(Q.電車三昧?)今回もその目的だけで…すべてがそれを中心に動きました」

 半田市在住の家族は北海道へ。8月も行ったそうですが、この4連休は少し違ったようです。

父親:
「小樽市内を観光してきました。先月は飛行機も全然人がいなくて、市内を観光していても人が全然いなくて…。今回は飛行機も満席だったし、小樽市内もすごく賑わっていました」

 不安がありつつも、4連休を思いきり楽しんだようです。

娘:
「オルゴール堂にいったのが楽しかった」

息子:
「ラーメンですかね。小樽市内も行ったけど、札幌市内も行ったのでそこも思い出に残りましたね」

 釣竿をもった名古屋市の家族は、沖縄の宮古島で海を満喫したそうです。

父親:
「直行便があるので。那覇経由だと、どうしても感染リスクが…。空港が混むので。何とかリスクを低くしたうえで行きたいなということで、宮古島へ。(Q.釣りはされたんですか?)なにも釣れませんでした、撮らないでください(笑)」

娘:
「ホテルのご飯が豪華だった。夜ご飯はいいものが置いてあったから、好きなものとかとったり。全部おいしかった」

 中部国際空港は幸せいっぱいの雰囲気に包まれていました。

 4連休最終日、彼岸の中日ということもあり、名古屋の平和公園にはお墓参りをする人の車がずらっと並んでいました。

 平和公園では朝から多くの人が先祖や故人を供養しようと、お墓に手を合わせていました。

墓参りに来た人:
「(感染対策のため)桶と柄杓とかは、自分のものを持っていこうということで」

別の墓参りに来た人:
「うちは近いので私は歩いて来れますが、主人のご兄弟が岐阜なので(墓参りに)ちょっと来られない」

 毎年、秋分の日にお墓を訪れる人が多いということですが、今年は密を避けるため4連休で分散したということです。

 一方、三重県の伊勢神宮は全国から多くの人が参拝に訪れました。

参拝客:
「県またぐの、久しぶりです。お伊勢さんのパワーをもらいにきました。もう来月、出産なので、私が」

別の参拝客:
「今日は思い切ってきました。車で行けるっていうのと、外なので、あまりコロナ気にしなくていいかなと」

 内宮前のおはらい町も道を人が覆いつくすほどの人出となりました。マスクをした家族連れや若者のグループが買い物や食べ歩きを楽しんでいました。

 伊勢市観光協会によりますと、新型コロナの影響で落ち込んだ観光客の数は持ち直しつつあり、4連休は大賑わい。21日は1日で3万を超える人が訪れたそうです。