後を絶たない「あおり運転」。もし自分が被害にあったら…。この「あおり運転」をシミュレーターで体験し、被害にあったときの心構えや対処法を学ぶ講習会が名古屋で開かれました。

 危険な割込みに、衝突寸前の急ブレーキ…。重大な事故にも繋がりかねない「あおり運転」です。

 もし、あおり運転にあったらどう対応するべきか。タクシードライバーを対象にした講習会が名古屋で開かれました。

 高速道路上であおり運転をされるという想定。メガネで視線の動きもチェックします。

(リポート)
「(クラクションが鳴り…)後ろからあおられてます。(壁にぶつかり)…おっとっと…」

 後ろから来た車のクラクションに慌てて、ハンドルを切りすぎてしまいました…。

講師:
「本線車道上で止まっちゃうと危ないですから、左のゼブラゾーンの方に寄せてもらって、グッとブレーキをかけて」

 あおり運転にあった時には道路の左端に寄って相手を先に行かせ、安全な場所に車を止めて110番するようにしましょう。

 あおられているときの視線の動きを見てみると、視線が上下に細かく動き、動揺しているのが分かります。

愛知県警中村署の署長:
「あわててしまって自分自身が事故を起こしてしまわないように、冷静に対応していただいて、相手から距離を取ってすぐ車を停止させて、110番していただきたいと思います」

 体験したドライバーは…。

体験したドライバー:
「すごくクラクションを鳴らされたり、接近されたりすることがすごく恐怖。経験することが出来たので、パニックにならないように今後に生かしたい」