名古屋市はインフルエンザの予防接種について、乳児や妊婦、高齢者を対象にした接種費用の助成を10月15日から始めます。

 名古屋市は生後6か月の乳児から小学2年生の児童あわせて17万人と妊婦2万人を対象に、インフルエンザの予防接種費用を1回につき1000円助成します。

 各区の子どもセンターや幼稚園、医療機関に配布されるクーポンに氏名や生年月日を記入し、予約した対象医療機関に提出することで、4000円ほどかかる接種費用から1000円が割引されます。

 また、これまで1500円の自己負担だった65歳以上の高齢者と60歳から64歳の基礎疾患がある人については無料で接種が受けられます。

 助成の上限は、乳児は2回の接種まで、妊婦と高齢者は1回までです。対象期間は10月15日から来年1月31日までです。

 名古屋市はインフルエンザの予防接種を促し発熱する患者を減らすことで、新型コロナの対応に追われる医療機関の負担を減らしたい考えです。