名古屋市では15日から、インフルエンザ予防接種の割引などの助成が始まりました。その理由は「インフル・コロナ同時流行」への備えです。

 名古屋市西区の「みわた小児科」。15日朝からインフルエンザの予防接種を受けようと、多くの人が病院を訪れていました。

訪れた母親:
「コロナがこの先どうなるか分からないので、インフルだけでも予防できるならと思って」

 新型コロナウイルスが未だに収まらない中、これからの時期心配されるのがインフルエンザ。そこで名古屋市では、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行に備え、15日からインフルエンザの予防接種について、費用の助成が始まりました。

 対象となるのは生後6か月の乳児から小学2年生までの児童、それに妊娠中の女性で、これまで3000円から4000円ほどだった料金のうち、1回につき1000円を市が負担します。

 助成を受けるには、各区の子どもセンターや保育園などで配布されるほか、名古屋市のホームページから印刷できるクーポンが必要です。

訪れた母親:
「(去年は)結構な金額を払いましたけど、名古屋市の補助と会社の補助で、(子供)2人で金額的に1000円くらいで済んだのでいいかなと」

 また65歳以上の高齢者に関しては、これまで1500円の自己負担でしたが、15日から無料で接種できるようになり、このクリニックでは1日で80件ほどの予約が入っているそうです。

みわた小児科の三輪田院長:
「今現在として、うちは予約がいっぱいになってるんだけど、普段はあまり気になされていないご高齢の方も、今年は(予防接種を)打とうかという人が多いですね。やっぱりコロナとの兼ね合いだと思います」