愛知県岡崎市の中根康浩市長が、5日に開かれた臨時の市議会で所信表明演説を行い、議会側に対し全市民に5万円を給付する事業への理解を求めました。

中根岡崎市長:
「市民の可処分所得を増やし、市民・民間にお金を回し好循環をつくる。それが私が提案する『岡崎市民応援給付金』であることを、ぜひご理解願いたい」

 5日の臨時市議会で、中根市長は自身が公約として掲げた全市民に5万円を給付する事業について理解を求めると共に、「コロナから地域経済を守る経済対策」と強調しました。

 5万円給付には195億円あまりが必要で、財源について市は、災害時などに活用する財政調整基金と、東岡崎駅周辺の再開発などの5つの基金を廃止して賄うことにしています。

 5万円給付に関連した条例案の審議と採決は、11月9日に行われます。