無症状で自宅療養中の新型コロナ感染者が死亡…市長「申し訳なかった」現在市内の専用病床は満床
新型コロナウイルスに感染し、無症状のため自宅で療養していた名古屋市内の高齢者が死亡していたことがわかりました。
自宅療養中に死亡したのは名古屋市内に住む高齢者で、5日ほど前に感染が判明し、死亡する前日までは保健所による健康観察でも無症状だったということです。
名古屋市によりますと、現在市内に215ある新型コロナウイルス用の病床は満床で、死亡した高齢者は容体などから入院の優先度は低いと判断されていました。愛知県で自宅療養中の感染者が死亡したのは初めてです。
河村名古屋市長:
「残念なことで申し訳なかったなと思っております。さらに丁寧に対応させて頂くようにやりたいと思います」
一方、愛知県の大村知事は…。
大村愛知県知事:
「こういうことは二度とあってはならないことでありますから、引き続き適切な入院治療が受けられるように、病床をしっかりと確保していきたい」
大村知事は先週立ち上げた「医療体制緊急確保チーム」を活用し、入院調整を進めたいとしています。