練習試合が組み込まれるなど実戦モードに突入した中日の沖縄キャンプ。残り半分となったこのタイミングでキャンプ取材のスタッフを入れ替える社が多く、記者もその1人。16日の試合後の個別練習の時間。記者が向かった先は室内練習場。

 前半の担当者からコロナ禍の中での取材について、決まり事などは引き継いでいましたが、いざ選手を目の前にするとどこまで近づいていいものなのか、一抹の不安が…。

 そこに現れたのがプロ5年目、右の大砲として期待される石垣雅海選手でした。不安な気持ちが体中から溢れ出ていたであろう記者に対して一言、「もう少し前に来ても大丈夫ですよ」。

 石垣選手の優しさのおかげで、適切な距離を取りながらも、しっかりと撮影をすることができました。

 その石垣選手、16日の練習試合は4番サードで先発出場も3打数無安打と快音は聞かれず。その後は栗原コーチとおよそ1時間半、みっちり個別練習。その努力と生粋の優しさが、今シーズンの躍進に繋がると信じています。