J1名古屋グランパスのホーム、パロマ瑞穂スタジアムで、監督や選手が座っていた本物のベンチのイスが、スタジアムの改修に伴い一般に販売されることになりました。

 多くのサポーターに愛されたグランパスの聖地「パロマ瑞穂スタジアム」。

 レジェンド・ピクシーが座っていた「イス」、そして名場面を産んだ「ピッチ」、さらに、数々のゴールを受け止めてきた「ネット」も…。

(リポート)
「去年惜しまれつつ、聖地瑞穂での最終戦を迎えたグランパスですが、その聖地の一部がサポーターにおすそ分けされることになりました」

 グランパスが始めた”ありがとう瑞穂メモリアルグッズ”の企画。改修工事に伴いスタジアムの「イス」「ピッチ」「ゴールネット」を販売することになりました。

 愛知県東浦町のカリモク家具の本社。ここで実際にスタジアムで使われていたイスをリメイクしました。

 家でゆったりできるソファタイプに、在宅ワークにも大活躍のデスクチェアータイプの2種類。39脚限定で、イス一つ一つにシリアルナンバーが刻まれています。お値段は33万円(税込み)です。

 イスはクリーニングはされていますが、擦れや傷はそのまま残っており、サポーターからしたらたまりません。今回特別に座らせてもらえることに。

(リポート)
「おぉ、おぉ~!包み込まれますね」

カリモク家具の担当者:
「そうなんです。イス自体もすごく座り心地が良いイスを。今回私ども家具を作っている経験を活かしながら、シートと背もたれの角度をチューニングして、一番ベストな状態でリラックスしていただけるようにご用意しました」

(リポート)
「膝のあたりから頭まで、すっぽりと全体を包み込んでくれる感じがします。物凄い安心感、安定感があります」

 まだ30脚ほどが販売中で、ちなみにどのイスがホームかアウェイなのかは「非公表」ということです。