中日の沖縄キャンプで感じた“三位一体” 選手・コーチ・スタッフを結ぶ赤い糸…ならぬ『黄色い紐』
中日ドラゴンズの沖縄キャンプ。16日の練習試合で9回に登板し3者連続三振と好投を見せた藤嶋投手。一夜明けた17日、藤嶋投手の姿はブルペンにありました。
しかし投球をする先にはキャッチャーの姿が見当たらず、そこにあったのは小さめのネット。さらにストライクゾーンの低めには一直線に伸びる黄色い紐が。目的はその紐より低く投げることを意識すること。
藤嶋投手の制球力向上という課題を克服するために阿波野コーチが発案した練習方法でした。
しかしアナログがゆえにボールが紐に当たってしまうと位置がずれ、そのたびに本来ボールを受ける役目のブルペンキャッチャーが直す…。この繰り返しです。
ブルペンキャッチャーは本来の役目とは違うものの、藤嶋投手のために地道に紐を直していました。
1ヶ月にわたる沖縄キャンプ。選手の日々の練習には、コーチの発案とスタッフの手助けが欠かせないことが分かる1シーンでした。