花粉症の患者一気に増加も…耳鼻科の医師「例年より診療に時間かかる」症状似ている新型コロナの影響で
いよいよ「花粉症」のシーズンですが、匂いが分からなくなったり体がだるかったりするこの花粉症の症状は、新型コロナと特徴が似ている部分があります。どう見分けたらいいのでしょうか。
会社員の30代男性:
「最悪ですね、先週から結構きてるので」
20代の女子大学生:
「目ですね、真っ赤になります」
会社員の30代女性:
「朝起きるとくしゃみが止まらないとか、鼻水が出てきたりとか。またこの時期が来たかみたいな」
今年もやってきた花粉症の季節。ウェザーニューズが作成した今年の花粉飛散予想では、東海3県は去年に比べ、およそ2倍から3倍近くの飛散量が予想されています。
さらに今年は「コロナ禍」の中での花粉シーズンとあって、こんな心配をする人も…。
10代の女子大学生:
「接客業のバイトをしているので、どうしてもお客さんから『あそこの店員がくしゃみして嫌だった』とか思われたら怖いなと」
60代の女性:
「(コロナと)区別が分からないから」
花粉症と新型コロナ。区別がつきにくいのが悩みの種。その悩みは、耳鼻科でも…。
名古屋市中区の「栄セントラル耳鼻科」。先週あたりから花粉症の症状を訴える人が一気に増えたといいます。しかし…。
服部理事長:
「例えば『鼻水が多く出てきた』『喉がイガイガする』『微熱がある』とか、そういったのはどちらの症状にも似ています」
花粉症かと思って診察したら、実は新型コロナだったという可能性も。
こちらの医院では、院内感染のリスクを避けるため味覚障害や嗅覚障害などがあるという場合は、一旦外の待合場所で待機してもらうことにしています。
さらに診察の際も、目や鼻のかゆみといった典型的な花粉症の症状に加え、熱が出ていないかなど新型コロナ特有の症状がないか確認をしていました。
服部理事長:
「例年よりかは、ちょっと診療に時間がかかると思います。他の症状があるようでしたら、やはり注意深く見ていく必要があります」