国の緊急事態宣言が前倒しで解除されることを受け、27日に愛知県が対策本部会議を開き、医療の専門家からは「県民の油断が心配」といった声が上がりました。

 愛知県の対策本部会議では、大村知事から緊急事態宣言が解除される1日から県独自の「厳重警戒宣言」を出し、飲食店への時短要請を緩和した上で継続することなどが報告されました。

 これに対し、医療の専門家からは「緊急事態宣言の解除で県民が油断しないように、しっかり広報をしてほしい」などといった声があがりました。

愛知県医師会の柵木会長:
「第3波の時の悲惨な医療危機の再現は決してあってはならない。余裕を持って対応できるだけの医療の整備が必要」

 愛知県は、県独自の時短要請などを続ける3月14日までの間に、一層感染状況を抑え込みたいとしています。