東京オリンピックの聖火リレーで、男性限定としていた愛知県半田市を舟で通るコースについて、市が女性も参加できるように変更したことを受けて、組織委員会の橋本聖子会長が「協力に感謝している」とコメントしました。

 半田市では、4月6日に行われる聖火リレーのうち、半田運河を「ちんとろ舟」で通るおよそ200メートルの区間が男性限定とされていました。

 ちんとろ舟は女人禁制のため、当日は地元の男性ら30人ほどが舟に乗り込み、お囃子で祭りを再現する予定でしたが、「男女平等をうたう五輪精神にそぐわない」といった声も上がったことなどから、市は女性も参加できるように変更しました。

 変更を受けて2日夕方、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の橋本聖子会長は「観客、スタッフ含め男女問わず乗船するということで、調整したと愛知県から伺っております。ジェンダー平等というものに配慮していただいたと受け止めておりますので、様々なことにご理解と協力をいただいていることに大変感謝しております」とコメントしました。