愛知県の大村知事へのリコール署名を偽造したとして、団体の事務局長らが逮捕された事件で、団体幹部の元常滑市議が取材に応じ、偽造への関与を認め謝罪しました。

山田元常滑市議:
「この場をお借りしまして、県民の皆さま、今回はご迷惑をおかけしました。大変すみませんでした」

 19日、カメラに深々と頭を下げたのは、リコール団体の幹部・山田豪元常滑市議(52)です。

 山田元市議は19日に逮捕された事務局長の田中孝博容疑者(59)の指示で、去年10月から11月にかけ、名古屋市内で署名用紙およそ500枚に指印を押したことが、関係者への取材で明らかになっています。

 山田元市議は4月に議員を辞職し、現在は愛知県警による任意での取り調べに応じています。

山田元常滑市議:
「私も関与して裏切ってしまったという思いです。田中ワールドってあるんですね。田中ワールドに入り込んじゃうと…すごいパワーですよ。(田中容疑者には)全容解明に向けてしっかりお話ししていただきたい。私もそういう思いで今後取り組んでいきたい」

 山田元市議は「法の裁きを受ける」とした上で、事件の全容解明に向け捜査に協力していく方針です。