建設が止まっている名古屋市天白区の相生山緑地を通る道路について12日、地元団体が早期完成を求めて河村市長におよそ7000人分の署名を提出しました。

(リポート)
「相生山緑地の中を通るこちらの道路ですが、こちらの先は途切れていて崖のようになっています」

 名古屋市天白区の相生山緑地を横断する道路「弥富相生山線」を建設する計画では、着工から10年後の2014年、8割ほど工事が進んでいたものの、緑地の保護などを理由に河村市長が事業の廃止を表明していました。

 こうした中、12日に地元団体が名古屋市役所を訪れ、災害時に住民の避難時間が半分ほど短くなることなどを理由に、道路の早期完成を求めて河村市長におよそ7000人分の署名を提出しました。

 河村市長は「検討を続ける」とするにとどめています。