愛知県の大村知事は、県内の新型コロナの感染状況について、30日午後3時半から記者会見しました。この中で大村知事は、特定の地域に限定して規制することについて「ひとつの考え」と話しました。

 大村知事は記者会見で、午後4時すぎの時点で30日の県内の感染判明者数は153人と発表。

 感染拡大が止まらない状況について、「今が厳重警戒の大変厳しい状況だということをご認識いただき、不要不急の行動の自粛、そして行動の変容をお願いしたい」と話しました。

  29日の県内の患者数は857人のうち、入院が202人、療養施設への入所は13人、入院調整中が39人、自宅療養が436人だということです。

 また、「若い方、軽症、無症状の方で経路不明の方が多いのは、ほぼ名古屋の繁華街由来ではないか」との認識を示し、20代30代の若い人に夜の繁華街の利用を自粛するよう引き続き要請していきたいとしています。

 東京都のような酒を扱う飲食店等に営業時短要請や協力金を支給する方針については「情報を入手したうえで適切に検討したい」と話すにとどまりました。

 市区町村単位で限定した規制の検討については、「ひとつの考えだと思います」とし、「ピンポイントで規制、自粛、抑制をお願いすることのほうが効果的という考え方は十分にあり得る」と話しました。