新型コロナウイルスによる工場の稼働停止などの影響で、6月の中部地方の電力需要量は、去年に比べて10%近いマイナスとなりました。

 中部電力パワーグリッドによりますと、6月の中部5県の電力需要量は、去年の同じ月に比べ9.6%減って87億7800万キロワットアワーとなりました。

 マイナス幅は5月の12.9%の減少に比べ改善しています。このうち「高圧・特別高圧」は自動車関連の工場の稼働停止などが響き、12.8%の大幅な減少となりました。

 一方、主に家庭向けの「低圧」は、テレワークの増加や気温が去年より高めに推移したことから1%増えています。