診療所勤務の50代男性医師が「重症」…三重で23人に感染判明 39度の発熱等で救急搬送
三重県では7日、10代から90代の男女23人に新型コロナウイルスの感染が明らかになりました。
このうち四日市市では「主体会病院」の看護師1人と入院患者1人に感染が判明したほか、県内で初めて重症者が確認されました。
四日市市は7日、「主体会病院」で50代の女性看護師と、入院患者で70代の女性に、新型コロナウイルスの感染が判明したことを公表しました。
この病院では、8月4日に20代の女性看護師に感染が確認されていて、その濃厚接触者として職員や入院患者など55人にPCR検査をしたところ、2人に感染が判明しました。
20代の女性看護師は7日に感染が判明した50代の女性看護師と、夜勤で15分ほど一緒に食事をとっていて、70代の入院患者の女性は検温を受けていました。
20代の女性看護師は、当時マスクを着けていたということです。
「主体会病院」は、透析患者以外の外来や、新規の入院の受け入れを休止し、患者との面会も禁止しています。
また四日市市では、市内の診療所に勤務する50代の男性医師にも感染が判明しました。
男性医師は、39度の熱を出すなどして6日に病院に救急搬送されて陽性が判明し、現在、集中治療室で治療を受けていて、重症ということです。
三重県は男性医師が勤務する診療所のスタッフ4人と家族2人を濃厚接触者として、調査を進めています。
このほか鈴鹿市で5人、伊賀市で4人、桑名市で3人、津市で2人などに感染が確認され、県内の感染者数は200人を超えてて210人となりました。