低濃度のオゾンガスにも新型コロナの「感染リスク軽減」効果…世界で初めて実験で確認 藤田医科大が発表
藤田医科大学が濃度の低いオゾンガスにも、新型コロナウイルスの感染リスクを減らす効果があることを発見しました。
藤田医科大学の村田貴之教授は26日、オンラインでの会見で人体に安全な低い濃度のオゾンガスに、感染力のある新型コロナウイルスを減らす効果があると発表しました。
オゾンガスはこれまで人体に害のある高い濃度の場合に、新型コロナの活動を抑えることが分かっていましたが、低い濃度での効果が世界で初めて実験で確認されたということです。
この発見により、人が集まる環境でも適切な低濃度のオゾンを発生させることで、感染リスクを減らすことができるということです。
藤田医科大学では9月から発熱外来などでオゾン発生器を設置し、院内感染の予防などに取り組むことにしています。