新型コロナウイルスの影響で外出を控えている高齢者を特殊詐欺の被害から防ごうと、愛知県警緑署が「リモートお茶会」を実施しました。

 名古屋市緑区のパソコン教室で11日に開かれた「リモートお茶会」。教室に通っている60代から70代の男女4人が参加し、名古屋名物ういろうを食べながら、緑署の署員と会議用アプリ「Zoom」を使ってトークしました。

 生活安全課の北浦史恵係長(38)に「コロナで変化したことはありますか?」と尋ねられると、「ずっと家にいる」と新型コロナにより外出を控えていることを明かした参加者たち。

 また特殊詐欺について聞かれると、「身に覚えがないのにメールが来た」「友達が電話でATMまで連れていかれた。被害に遭いそうになったが銀行員に声を掛けたら電話が切れた」など具体的な話が出てきました。

 緑署の管内では、今年8月末までに13件の特殊詐欺被害が発生していて、被害総額はおよそ2000万円にのぼります。

 電話で子どもや孫をかたるオレオレ詐欺に加え、メールやハガキで架空の料金を請求したり、自宅へ訪れキャッシュカードをすり替えたりするなど、手口はより巧妙になり多様化している特殊詐欺。最近は新型コロナの影響で在宅中の高齢者が狙われるようになっています。

 緑署の加藤将仁生活安全課長代理(41)は、「善良で素直な人ほど相手を信じてしまいやすい。新型コロナウイルスの影響で集まりがなくなり情報交換の場が減っている中で、防犯意識を高めてほしい」と話しています。