愛知県が在宅勤務の職員を「出張」扱いにして、一部に1日あたり200円の手当てを支給していたことが分かりました。

 愛知県によりますと、今年1月にまとめた在宅勤務の要綱で県は他県の前例にならい、自宅での勤務は「出張」とみなすことにしました。

 県の規定では勤務地や隣の自治体以外へ出張した場合、勤務先への連絡のため雑費を支給するとしているため、該当の職員に対し1日あたり200円を支払うことになったということです。

 県独自の緊急事態宣言が出された4月半ばから5月下旬にかけ、在宅勤務は延べ12万回あり、このうち支給された雑費は総額1800万円に上り、現在もこの制度は続いています。

大村愛知県知事:
「この出張雑費一律支給というのはやめます。いつからとかは、どこかきりのいいところで」

 大村知事はこの制度を23日に初めて知ったとした上で、近く手当てを廃止する考えを示しています。