罠にかかったニホンカモシカ助けようとした男性がツノで刺され死亡 国の天然記念物も許可得て殺処分に
70歳の男性が、誤って罠にかかっていたニホンカモシカを助けようとしたところ、ツノで脚を刺され死亡しました。
10月2日朝、愛知県新城市黄柳野の山中で、イノシシなどの害獣駆除用に仕掛けていた「くくり罠」に、国の天然記念物のニホンカモシカが誤ってかかっているのを、この罠を仕掛けた70歳の男性が見つけました。
新城市によりますと、ニホンカモシカは体長90センチほどのオスで、男性が罠から外そうとしたところ、このカモシカのツノが男性(70)の太ももに刺さったということです。
男性(70)は病院に運ばれましたが、およそ2時間後に死亡しました。
新城市は、このカモシカが男性(70)を襲ったことを踏まえ、愛知県の許可を得た上で5日午後、殺処分しました。
男性(70)は新城市が許可した有害鳥獣捕獲従事者で、新城市は「従事される方に対し、改めて安全面の徹底をお願いしてまいります」としています。
※画像は新城市提供