日本を代表する書道家・紫舟さんの個展が、名古屋のデパートで始まりました。

 金色の屏風に鮮やかに舞う鶴。書道家・紫舟さんが描いた書と絵が融合した作品「吉祥乃花乱舞」です。会場には紫舟さんの作品40点が展示・販売されています。

 会場には、新型コロナで不安や怒りを感じている人に穏やかな気持ちを思い出して欲しいという想いを込め、細く柔らかい書体で書かれた作品や、書を立体的に表現し、見る人や角度によって「成」という漢字の様々な意味を感じとって欲しいという想いが込められた作品などが展示されています。

書道化の紫舟さん:
「私自身の心の汚れや愚かさをさらけ出しています。自分自身はどうだったかなと見つめることで、心が徐々に澄んできたり、心の汚れが消え去ってくれるような、そんな気がしています」

 この個展は10月13日までジェイアール名古屋タカシマヤで開かれています。