空港では世界初…中部空港でコロナ対策システムの実証実験へ 預けた手荷物が受取所に出てくる時間を通知
愛知県の中部国際空港で世界初となるコロナ対策のシステムの実証実験が、来週から始まります。
空港で、ロビーやカウンターのほかに密になりやすいのが…。
中部国際空港の国際線で10月14日から実証実験がスタートするのは、預けた手荷物が出てくる時間を通知するシステム。
荷物に付けられるタグのバーコードの情報を利用した、空港では世界初のシステムで、受け取れる時間が詳細に分かることで、荷物待ちの『密』を解消するのが狙いです。
利用者にとっても、到着ロビーの免税店で買い物など、安心して待ち時間を有効に使えそうです。
また、世界初となるシステムは他にも。
飛行機からの搬送のラインで、荷物に付いた新型コロナなどのウイルスや細菌に紫外線を照射。開発したメーカーによると、わずか4秒ほどで99.9パーセントの除菌効果が期待できるそうです。
さらに不特定多数の人が触れるカートにも対策が…。
(リポート)
「カートについているQRコードを読み取ると、このカートが何時何分に除菌が完了したという事がわかります。これは安心ですね」
除菌や密回避のための世界初となるこれらのシステム。実証実験を行う団体は、早ければ来年3月には実用化し、東京オリンピック・パラリンピックに備えたいとしています。