東海地方では9日午後4時50分現在、愛知県知多地域、愛知県東三河南部、三重県南部に波浪警報が発表されています。
台風14号は中心付近の最大風速35m/sの強い台風で、ゆっくりと北上中です。すでに紀伊半島、三重県南部などは強風域に入っています。
東海地方には、10日朝から夜のはじめ頃に最接近する見込みです。三重県南部は暴風域に入るとみられ、注意・警戒が必要です。
10日正午までに予想される24時間雨量は、三重で400ミリ、愛知で100ミリ、岐阜で90ミリとなっています。三重では特に南東にひらいた斜面で雨量が増えると予想されます。
また10日の1時間雨量は多いところで、三重で70ミリ、愛知で30ミリ、岐阜で25ミリとなっています。三重では水しぶきで視界が悪くなるような非常に激しい雨が予想されています。
風は10日の昼前後に強まる見込みで、陸上の最大風速は三重で20m/s、愛知で18m/s、岐阜で10m/sと予想されています。
三重県の20m/sは非常に強い風で、何かにつかまっていないと立っていられないような風が吹く可能性があります。
9日午後4時半現在、秋雨前線の影響で広い範囲で雨が降っています。このあとも10日の朝にかけて、活発な雨雲は三重県や愛知県の沿岸部を中心にかかってきます。
台風本体による雨雲は東海地方にはかからないと予想されています。ただし10日の日中は東海地方に最接近するので、雨・風・高波に警戒してください。