江戸時代の浮世絵師、歌川広重が江戸の名所を描いた版画を集めた展覧会が、名古屋で開かれています。

 会場には、歌川広重が晩年に描いた「名所江戸百景」のうち、春と冬の風景を描いた40点が展示されています。

 梅の枝の間から遠くの景色を覗いた斬新な構図で描かれた作品は、赤と緑の配色が美しく、ゴッホが模写したことでも知られています。

 また、冬の浅草寺を描いた作品は、赤く大きな提灯としんしんと降る白い雪の対比が表現されています。

 この展覧会は12月30日まで、三菱UFJ銀行貨幣資料館で開かれています。