石油元売り大手・ENEOSの社長が愛知県知多市で記者会見し、化学製品の生産拠点「知多製造所」の閉鎖を発表しました。

ENEOSの大田社長:
「知多製造所について、2021年10月を目途に製造機能を停止することを決定いたしましたので、お知らせいたします」

 27日、知多市で会見したエネオスの大田勝幸社長は、石油化学製品を生産する知多製造所を来年10月をメドに停止し、閉鎖すると発表しました。

 知多製造所ではポリエステル繊維やペットボトルの原料などをつくっていますが、中国などとの価格競争が激しくなり、赤字となっていました。

 知多製造所には181人の従業員がいますが、リストラなどは行わず配置転換などで対応するということで、土地や設備については、一部を同業の「出光興産」に譲渡することで協議を進める方針です。