
愛知県美浜町で、30種類以上のえびせんべいが試食できることでも知られる「えびせんべいの里」は、新型コロナの影響でこの試食が中止となっていましたが、10月になって約8か月ぶりに再開しました。再開に合わせて導入されたのは、試食専用の感染対策でした。
すり身のえびを練りこんだ、うす焼きせんべいに、キャラメル味や期間限定のチョコレート味も…。
えびせんべい40種類が集まる、美浜町の「えびせんべいの里」。観光名所にもなっているこの店舗に、10月、新たなコーナーが…。
店舗の一角に現れたのは、100平方メールほどの広々とした試食専用コーナー。
この「えびせんべいの里」では、33種類のせんべいの試食が人気でしたが、新型コロナの影響で中止に。そこで、感染対策を施した専用のコーナーを新たに設置し、およそ8カ月ぶりに試食が再開されました。
コーナーでは、気になるせんべいをトングでピックアップし、紙ナプキンに乗せていきますが、何とせんべいの入ったトレイの蓋は、センサーで自動開閉。直接手を触れずに取り出せるようになっているんです。
さらにこのトレイをよく見てみると、蓋に4つの丸い機械が…。
えびせんべいの里・美浜本店の服部店長:
「コロナウイルスに有効とされる『深紫外線』という機械を取り付けさせていただきました」
およそ10分で新型コロナウイルスをほとんど不活性化するとされる「深紫外線LED」を照射。えびせんべいの入ったトレイだけでなく、トングの入れ物などにあわせて125台が設置されています。
このほか、試食エリアも密にならないよう間隔を空けてパーテーションを設置と、様々な感染対策が行われています。
服部店長:
「口に入るものになりますので、手を触れないで食べていただく方法、感染を防止するというところに力を入れて取り組ませていただきました」
試食した男性:
「安心して僕らも試食できます」
別の男性:
「対策されていて、いいと思います。試食できなかったらちょっと寂しい気がします」
えびせんべいの里では、静岡県の御殿場にある店舗でも、近く同様のコーナーを設置し、試食を再開する予定ということです。