新型コロナウイルスの感染拡大を受け、愛知県稲沢市で来年2月に予定されていた「国府宮はだか祭」で、恒例の「裸男のもみ合い」が中止となることが決まりました。

 毎年2月に開かれる国府宮はだか祭は、下帯姿の裸男たちが主役の神男に触って厄を落とそうともみ合い「天下の奇祭」と呼ばれていて、今年は20万人ほどの参拝者が訪れました。

 国府宮によりますと、新型コロナの感染拡大を受け、裸男のもみ合いについては密が避けられないことから、来年2月の祭りでは中止とすることを決めたということです。

 はだか祭はおよそ1250年続くといわれ、もみ合いが現在の形となって以降に中止されるのは、昭和天皇が崩御した1989年に続いて2回目です。

「もみ合い」以外の一連の神事は実施し、神男も選ばれるということです。